2023年8月21日
日東精工(京都府綾部市)は8月10日、ナノセラミック分離膜技術を有するイーセップ(同・相楽郡)と協業を開始すると発表した。両社は今後、日東精工のプラント製作・流体制御・防爆技術と、イーセップのナノセラミック分離膜技術を組み合わせ、「有機溶剤リサイクル回収装置」の開発を目指す。
リサイクル回収時のCO2削減に貢献する新製品
一般的に有機溶剤は使用後、焼却工程などにより廃棄処理または蒸留工程を経てリサイクル回収される。現在、有機溶剤のリサイクル回収量は約20%程度といわれており、残る80%は廃液となる。また、焼却工程および蒸留工程では大量のエネルギーを消費するため、リサイクル回収時のCO2排出量の削減が課題となっている。
記事内容へ
2023年8月20日
オムロン(京都府京都市)は8月9日、制御機器事業の中核生産拠点であるオムロン上海工場(中国上海市)が、環境負荷軽減と経済的成長の両立を目指す模範工場として中国政府に「2022年度国家グリーン工場」に認定されたと発表した。
「国家グリーン工場」は中国政府が2017年から開始した、環境に配慮した製造モデルを推進する認定制度。オムロン上海工場では、エネルギー可視化システムを導入するなど、生産性と省エネルギーを両立する製造現場実現に取り組んできたことなどが評価された。また、温室効果ガス排出量(GHG)の削減や化学物質の適正な管理・削減など持続可能なモノづくりの実現に向けた、環境負荷低減の取り組みも推進している。
記事内容へ