2021年3月5日
中国の大手パネルメーカーであるトリナ・ソーラーは、「PV EXPO 2021」(「スマートエネルギーWeek 2021」内、2021年3月3~5日、東京ビッグサイト)に出展し、最大出力660Wの太陽光パネル新製品を披露した。
新製品は210mmの大型ウエハーを採用する同社の新シリーズ「Vertex(バーテックス)シリーズ」の一つ。定格出力は600W、最大出力660Wはと高出力なのが特徴で、変換効率は21.2%を誇る。両面ガラス・両面受光セルのモデルと、片面受光モデルの2種類を展開する。
日本では2021年夏頃から受注を開始する計画だという。高圧・特別高圧以上の大規模なメガソーラー向けとして、1枚当たりの出力の高さなどにより、システム全体のコスト低減に貢献できるとしている。
なお、トリナ・ソーラーでは2021年2月に国際認証機関のテュフ ラインランドからIEC61215およびIEC6173の安全認証を取得したことも発表している。
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2021年3月4日
ネクストエナジー・アンド・リソースは2021年3月2日、新たに産業向け蓄電システムを開発し、同年5月12日から販売を開始すると発表した。工場や商業施設などにおける太陽光発電の自家消費に最適なモデルだという。
新製品の名称は「REVOLZA(レボルザ)」。リン酸鉄を採用するリチウムイオン電池で、1台当たりの蓄電容量は154kWh、定格出力は50kVA、外形寸法は幅2300×高2400×奥行1000mm、重量3.5トンとなっている。最大6台までの連結が可能だ。
同社が開発した蓄電池コントローラーを利用することで、既設の太陽光発電用パワーコンディショナーとの強調制御が可能になり、システム全体の設計をシンプルにできるのが特徴だという。ピークカットやピークシフトなどの運転制御機能も搭載する。
価格面でも競争力があるとしており、同社によると「競合製品となる蓄電池と比較し、kWh当たりで3~5割程度価格を下げられる見込み」とした。同社では5月の発売から1年で、年間400台の販売を目指すとしている。
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