2025年11月10日
マクニカ(神奈川県横浜市)、福山コンサルタント(福岡県福岡市)、ケー・シー・エス(兵庫県西宮市)の3社は11月5日、佐賀県嬉野市にある嬉野温泉で、最新型の自動運転EVバスを用いた公道実証実験(自動運転レベル2)を実施すると発表した。自動運転の導入が地域にもたらすソーシャルインパクトを検証する。
実証は、11月5日~23日に実施。嬉野温泉駅と温泉街を循環するルートで自動運転EVバス(乗客定員9人)を9時台~18時台に計11便運行し、期間中の金・土は夜間便3便も運行する。
自動運転EVバスは計2台で、特定条件下での自動運転機能を付与した自動運転レベル2で走行。遠隔監視は茨城県常陸太田市に新設されたマクニカの遠隔運行管理センターで行う。
バス車内では、嬉野市のご当地Vtuber「つるふぇった」によるライブ配信(金〜日の午後を予定)を実施し、嬉野温泉の魅力を観光客に発信。嬉野温泉商店街で購入できるお菓子の試食体験、商店街の12店舗で使用可能なクーポン配布など、乗車後にも嬉野温泉を楽しめるサービスを用意する。
マクニカらは2023年度、佐賀県で初となる自動運転EVバスの公道実証実験を実施。遠隔運行管理システムを活用し、運行上の課題や社会受容性などを調査した。
2024年度は自動運転の社会実装に向け、サービス形態やビジネスモデルを見据えた実証実験を実施。利用者ニーズや夜間運行の必要性、安全対策、収益性などについて検証し、地域との対話や共創を通じた解決策を模索した。
2025年度はこれまでの2カ年の取り組みをさらに発展させ、最新型の自動運転EVバスのソーシャルインパクトを検証。社会実装に向けた取り組みを本格化させる。
この実証はケー・シー・エス、日本工営(東京都千代田区)、福山コンサルタントが嬉野市から受託している「嬉野市未来技術地域実装事業」の一環。「来訪者の移動を支えるモビリティサービス」をテーマにした自動運転車両などの社会実装に取り組んでいる。
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2025年11月9日
セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区)は11月4日、中国電力(広島県広島市)と、水力発電および太陽光発電を活用したオフサイトコーポレートPPAに関する契約を締結したと明かした。供給先は、中国地方のセブン-イレブン店舗で、太陽光由来のグリーン電力の供給は同月1日からすでに開始している。
水力由来のグリーン電力は、明電舎(東京都品川区)のグループ会社であるイームル工業(広島県東広島市)が保有する出力140kWの小水力発電所「永金発電所」を全面改修し創出する。発電開始は2027年3月。
太陽光は、ENEOSリニューアブル・エナジー(東京都港区)が、出力21MWの高圧太陽光発電所を新たに開発する計画となっている。
グリーン電力は、小売電気事業者の中国電力を通じて、各店舗に供給する。今後は、広島県・山口県を中心に対象店舗を順次拡大していく予定。
なお、水力発電によるオフサイトコーポレートPPAは、セブン‐イレブン・中国電力ともに初めての取り組みとなる。
セブン‐イレブン・ジャパンは、2030年までに店舗運営に伴うCO2排出量を、2013年度比で50%削減するという目標を掲げ、省エネ設備の導入や店舗への太陽光パネルの設置などの取り組みを進めている。今回のPPA導入により、CO2排出量は年間約1万t削減できる見込みだ。
同社は今後も、中国電力グループとともに、カーボンニュートラル関連施策を積極的に展開し、脱炭素社会の実現に貢献していく。
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