2023年2月16日
東急不動産(東京都渋谷区)など12社は2月10日、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)を中心とした農業と再生可能エネルギーの実証施設「リエネソーラーファーム東松山」(埼玉県東松山市)において、共同で実証実験を開始すると発表した。
実証実験では同発電所において、営農者とも協力し、近隣住民や行政機関、発電事業に関わるメーカー、電気の需要家らとも連携しながら、発電事業の発展に向けた技術検証、農業の効率化に向けた検証、作物の日照影響検証及び作物のブランド化と食品加工、ソーラーシェアを通じた地域共生、電気の利活用方法など、様々な実証実験を継続して行う。
東急不動産は、同社が再エネ事業と農業の実証実験プラットフォームを提供し、様々な関係者と協働することで、未来の技術発展・事業拡大・地域連携を図る参加型の実証事業を目指すとしている。
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2023年2月15日
NTTデータ(東京都江東区)と積水化学工業(大阪府大阪市)は2月13日、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を建物外壁に設置した、国内で初めての実証実験を4月から共同で開始すると発表した。NTTデータを含め都心のデータセンターでは、設置場所が限られていることなどから一般的に太陽光パネルの導入が進んでいない。そこで、軽量で設置場所への制約が少ない、積水化学工業が開発したフィルム型ペロブスカイト太陽電池を採用し、外壁面への設置手法や発電効率について実証を行うこととした。
実証は2つのフェーズで実施する。フェーズ1(4月頃~2024年3月頃)では、外壁への設置時の課題抽出を目的として、積水化学工業の開発研究所(大阪府島本町)外壁に小面積を設置。風圧力含めた構造安全性を確保した設置方法を確認する。フェーズ2(2024年4月頃~2025年3月頃)では、NTT品川TWINSデータ棟(東京都港区)の外壁に設置し、都心部での垂直面における発電効率や、発電した再エネの建物内利用の実用性を検証する。
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