HOMEに戻るコンサルタントサービス・料金成功ステップ・順序会社概要・経営理念・経営哲学代表挨拶・沿革

業界最新ニュース!

2025年9月5日

ENEOS系、エプソンに実質再エネ100%電力供給 オフサイトPPA活用

ENEOS Power(東京都港区)は9月1日から、セイコーエプソン(長野県諏訪市)向けに、オフサイトPPAの仕組みを活用した実質再エネ100%電力の供給を開始した。新設する太陽光発電設備や既存のバイオマス発電由来の環境価値を活用する。

 

太陽光・バイオマス発電など多様な電源を組み合わせ、安定供給を図る

ENEOS Powerは今後20年にわたり、太陽光発電所から発電される電気を、エプソン日野事業所に環境価値とともに供給する。

実施にあたっては、事業所の消費電力量と太陽光発電量を30分単位で一致させる形で提供するという。発電が行われない夜間や天候不良時など、太陽光で賄えない分は、ENEOS Powerが提供するRE100技術要件に準拠したバイオマス発電由来の電力メニューを活用する計画だ。

 

セイコーエプソン、2021年に「RE100」に加盟

セイコーエプソンは2021年4月に、事業活動で使用する電力の100%再エネ化を目指す国際イニシアチブ「RE100」に加盟。2024年1月には、グループの全世界拠点において使用電力をすべて再エネに転換したと発表した。今回の契約により、国内での持続可能な電力利用がさらに進む見通しだ。

ENEOS Powerは、再エネ電力と環境価値を30分同時同量で提供するPPA事業やグループ会社が開発・保有する再エネ電源を活用し、顧客の脱炭素化を支援している。

 

記事内容へ

 


2025年9月4日

日立ら、太陽光パネルの板ガラスを回収 粉砕せずにオフィス家具に再利用

日立製作所(東京都千代田区)、トクヤマ(同)、イトーキ(同・中央区)は9月1日、廃棄が課題となる太陽光パネルから板ガラスを回収し、オフィス家具の部材に再利用する実証を行ったと発表した。トクヤマの技術で太陽光パネルから高品質ガラスを回収し、日立の評価技術で劣化を確認することで粉砕せず再利用を実現。イトーキが会議ブースを試作し、CO2排出量を最大50%削減した。

 

2024年から共同研究を開始した3社、大量廃棄問題に対応

寿命を迎えた太陽光パネルの大量廃棄が2030年代以降に見込まれる中、その約6割を占める板ガラスの再利用方法の構築は急務といえる。従来は粉砕して路盤材やガラス原料として活用する方法などが検討されてきたが、長期間の屋外使用で生じる「亀裂」や「アルカリ溶出」といった劣化の影響を評価せずに再利用することは、安全性や耐久性の面で課題となっていた。

こうした状況を受け、日立製作所・トクヤマ・イトーキの3社は2024年9月から共同研究を開始し、太陽光パネルから回収した板ガラスを粉砕せず家具部材に活用する実証を実施した。

今回、トクヤマが低温熱分解法で高品質な板ガラスを回収し、日立が非破壊強度推定技術により劣化の有無を検証。イトーキが回収ガラスを活かした会議ブースを試作した。回収したガラスの強度を推定し、合わせガラスに仕上げることで、オフィス家具部材として使用可能であることを確認。また、新規にガラスを製造する場合と比較し、CO2排出量を最大50%削減できると推算した。

3社は今後、オフィス家具のほか建材分野など多様な領域のパートナーと連携し、サプライチェーンの構築や事業モデルの検討、さらなる品質検証と評価技術の標準化を推進する。業界全体での協創や標準化を呼びかけることでリサイクルの社会実装を目指す。

 

3社の技術やソリューションを集結

今回の取り組みでは、それぞれが開発した技術やソリューションを集結し、太陽光パネルから回収した板ガラスを、安全かつ高品質なままで再利用することが実現した。

 

トクヤマの低温熱分解法

トクヤマは、使用済み太陽光パネルを構成する板ガラスやセル、インターコネクタを高品質に回収できる技術を独自の低温熱分解技術を用いて確立した。熱分解条件と処理工程を最適化することで、主な部材の原料化(水平リサイクル)する技術を活かし、板ガラスをそのまま製品化するための品質管理や処理工程に反映。より高品質な部材供給を可能にした。

日立の非破壊強度推定技術

日立は、ガラスの劣化要因である「亀裂」と「アルカリ溶出」の強度への影響を複合的に評価し、劣化要因を判別する画像処理と組み合わせることで、回収ガラスの強度を推定する技術を開発した。これにより、回収ガラスの安全性と耐久性を確保したアップサイクルが実現した。

イトーキ、回収ガラスを意匠に活かした会議ブース

イトーキが試作した会議ブースは、回収ガラスの微細な凹凸をそのまま活かし、視線を遮る意匠に取り込んだ。板厚が限定されサイズも不均一な回収ガラスを効率的に再利用する為、合わせガラス化で安全面へ配慮。ガラス面とスチール面を混合させて強度を保持したパネル構造で再設計したという。さらに、ソファ張地にはイトーキが取り組んできたアップサイクル素材も組み合わせるなど再生材への新たな価値の創造に取り組んだ。

 

記事内容へ

 


 

 

 

 

成功コンサルタントは九州エリア(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・鹿児島県・宮崎県)対応

蓄電池、太陽光、オール電化の訪問販売ビジネス専門コンサルティング。株式会社 成功コンサルタント

成功に向けてのお問合せは、0120-946-581.営業時間10時~19時 ※日曜除く メールお問合せ

HOMEに戻るコンサルタント料金についてコンサルタントまでの流れ会社案内沿革

 

 

ページのトップへ戻る