2026年1月26日
パナソニック エレクトリックワークス社(東京都港区)は4月1日、HEMS対応住宅分電盤「FLEXIID smart(フレキシード スマート)」を発売する。2025年発売の「FLEXIID(フレキシード)」シリーズのラインアップを拡充することで、今後も利用拡大が見込まれるHEMS対応住宅分電盤の需要に応えていく。
同製品は、住宅におけるエネルギー使用量の「見える化」と家電・電気設備のトータル制御を可能にするHEMS技術搭載モデルとなる。開発にあたっては、「空間の価値を高める美しさ」と「環境への貢献」を追求したという。
2024年にパナソニックが本格展開を開始した電気設備の製品群「Archi Design(アーキデザイン)」の一商品という位置付けで、「空間の背景」になることを目指したデザインが特徴。表面には特殊シボ加工を施し、奥行き100mmという業界最薄、水平垂直基調のデザインで空間に調和する。
カバー構造を見直し、設置に必要な天井・壁面との隙間ゼロを実現。横方向だけでなく縦方向にも設置でき、限られたスペースを美しく自由に設置したい設計者や施主のニーズに応えるという。
また、計測アダプタを標準搭載。CT(変流器)不要で最大43回路まで電流計測が可能。施工面では、配線作業時にカバーを外した状態でも負荷名称を確認できる構造により、作業の効率化に貢献する。分岐ブレーカー取り付け部を改良することで、200V通電確認のチェックを容易化。電圧設定ミスを防ぐ仕様となっている。
価格は、13万7170円~35万8600円。パナソニック エレクトリックワークス社は、2026年度2万3000面の販売を目指す。
政府のエネルギー基本計画では、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、既存住宅を含め住宅ストック平均でZEH水準の省エネ性能を確保する方針を盛り込んでいる。これに伴い、太陽光発電システムで作った電気を自宅で使い切る自家消費の促進やネット・ゼロ・エネルギーを目指すZEH、住宅分野のエネルギー使用量の可視化、さらに近年はHEMSの重要性が高まっている。
パナソニック エレクトリックワークス社は2014年、HEMS対応住宅分電盤「スマートコスモ」を発売。同社HEMS機器「AiSEG(アイセグ)」との連携も開始し、電気使用量の見える化に対応している。2024年に発売を開始した新モデル「AiSEG3」は、家庭内電力需要と翌日の発電量を予想するなどAIを活用し、太陽光発電を効率よく利用する「AIソーラーチャージPlus」機能を強化。家庭内の電気の再エネ活用率76%を実現し、電気代削減に貢献する。
「スマートコスモ」の販売は堅調に推移しており、今後もHEMS対応住宅分電盤の需要はさらに拡大する見込みだという。同社は今後も、時代に沿った分電盤開発を続け、スマートホーム化と省エネ社会の実現に貢献していく考えだ。
記事内容へ
2026年1月25日
大塚製薬(東京都千代田区)は1月19日、同社施設における太陽光発電設備導入の進捗をとりまとめ公表した。2024年9月から2025年12月にかけて、5施設で新設・増設を実施。太陽光発電を導入した施設は国内6工場となった。
今回、新たに太陽光発電設備を新設したのは、徳島県徳島市の「徳島第二工場」。同施設は2024年9月に太陽光パネル272枚を設置し、今回新たに70枚が敷かれた。年間発電量は245MWhを見込んでおり、CO2排出量は103t削減できる予定だ。
増設が行われたのは、徳島県の4工場(「徳島板野工場」「高崎工場」「徳島工場」「徳島美馬工場」)で、2024年9月に稼働を開始した同県那賀町の「徳島ワジキ工場」を含めた国内6工場合計のCO2排出削減効果は年間約3189tになると推計される。
大塚製薬は、グループが特定したサステナビリティにおけるマテリアリティ(重要項目)の1つである「地球環境への負荷低減」の施策のうち、カーボンニュートラル分野の取り組みとして、CO2排出量削減に注力している。
2020年4月には、国内全8工場でCO2フリー電力への転換を完了。太陽光設備の導入や工場敷地外の全オフィス部門でのグリーン電力証書活用と併せ、国内の使用電力の84%を再エネで賄っている。
このほか、近年は航空貨物輸送時のSAF活用など、サプライチェーン全体で脱炭素化を進めている。
記事内容へ