2025年11月8日
関西電力(大阪府大阪市)ときらぼしグループのUI銀行(東京都港区)は11月4日から、グリーン金融を活用した新たな銀行サービス「CQ BANK(シーキューバンク)」の提供を開始した。利用者の預金を「CQグリーン預金」として運用し、ZEHなどの一定の基準を満たす省エネ住宅に金利優遇を行う環境配慮型住宅ローン「CQエコ住宅ローン」に充てるほか、再エネに特化したプロジェクト・事業への投融資に活用する。
同サービスでは、UI銀行の預金・決済・送金といった銀行の機能を第三者に提供するサービス(Baas)を活用する。
収益の一部は、利用者の意識や行動変容を促すきっかけとなるよう、環境保全や社会課題解決に向けたプロジェクトに充てられる。なお、定期預金だけでなく普通預金も対象とした「グリーン預金」をBaasの仕組みにより提供するのは、国内で初めての取り組みとなるという。
利用者は、スマホに専用アプリをインストールすることで、振込や入出金明細、定期預金、外貨預金、住宅ローン、無担保ローンなど、UI銀行が提供する銀行サービスが利用できるようになる。二要素認証や通信暗号化など、セキュリティも強化している。
関西電力は、同社の電気・ガス料金を「CQBANK」の口座振替で支払うことを条件に、「はぴeポイント」で還元する特別プログラムを用意する。毎月のお支払い額の最大4%分を還元。ポイントは、電気料金の支払いや提携先のポイントに交換できる。
関西電力は、特典進呈を通じて、顧客の環境に配慮した選択を後押しし、持続可能な社会の実現を目指す。
きらぼしグループは3月に、大阪市内に「大阪オフィス」を開設。対面利用における利便性向上を図っている。今後は、サステナビリティに関する勉強会なども開催するとしている。
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2025年11月7日
大阪ガス(大阪府大阪市)は11月4日、再エネ大手のSonnedixPowerHoldingsLimited(ソネディックス)と共同出資する発電所運営会社を通じて、大分県大分市の太陽光発電所に、国内最大規模となる再エネ併設型蓄電池を設置すると発表した。設計・調達・建設は東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS/神奈川県川崎市)が実施し、竣工後の蓄電池遠隔制御は大阪ガスが行う。
このプロジェクトでは、出力約39MWの既設太陽光発電所の敷地内に、定格出力約30MW・定格容量約125MWhの大容量蓄電池システム(BESS)を新設する。建設工事は着工済みで、2026年11月の商業運転開始を目指す。
また、同発電所は、再エネ併設型蓄電池の導入を機に、FIT制度からFIP制度に移行する。発電所および本蓄電池で発電・放電した電力の全量は大阪ガスが引き取る予定。
なお、同プロジェクトでは、資本構成の最適化や財務の長期的な安定性確保に向け、三菱UFJ銀行(東京都千代田区)が、ノンリコースのプロジェクトファイナンス(約214億円)を提供している。
Daigasグループは、蓄電池事業において、系統用および再エネ併設型を合わせ2030年度までに蓄電池運用規模1000MWを目指している。今後も、蓄電池事業の拡大を通じて、再エネのさらなる普及拡大と電力系統の安定化を図る。
ソネディックスは、今回のプロジェクトを含めグループ全体で合計1GWを超える併設型蓄電池を保有する。
日本国内では、現在25件の太陽光発電プロジェクトを運営。総容量は開発案件を含め約600MWとなっている。同社は引き続き、太陽光発電に限らず再エネ分野全般にわたりポートフォリオを拡大し、先進的なエネルギー貯蔵ソリューションへの投資を進めていく。
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