2022年5月30日
東日本旅客鉄道(JR東日本/東京都渋谷区)とENEOS(同・千代田区)は5月25日、鉄道の脱炭素化に向けたCO2フリー水素利用拡大に向けて、国内初となる水素ハイブリッド電車の社会実装に向けた共同検討を開始すると発表した。2030年までの社会実装を目指し、水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を電源とする水素ハイブリッド電車と、その車両向け定置式水素ステーションの開発を連携して進めていく。
この定置式水素ステーションは、水素ハイブリッド電車をはじめ、燃料電池車・FCバス・FCトラックなど多様なFCモビリティや、駅周辺施設へCO2フリー水素を供給する、総合水素ステーションとしての運用が想定されている。
また両社は、首都圏を中心とする鉄道への電力供給の脱炭素化についても共同で取り組むという。具体的には、
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2022年5月27日
九州電力(福岡県福岡市)と三井不動産(東京都中央区)は5月24日、熊本国際空港(熊本県上益城郡益城町)とPPA契約(電力売買契約)を締結したと発表した。熊本空港の駐車場を利用したカーポート型太陽光発電設備(容量1.1MW)を、2社共同で設置・所有・運用する。
発電した電力は、「熊本地震からの創造的復興のシンボル」と位置付けられる新ターミナルビル(2023年3月開業予定)で使用する。運用開始は2023年11月を予定。熊本空港では民間委託(コンセッション)方式の導入により、2020年4月から民間事業会社である熊本国際空港による空港運営がスタートした。PPAモデルでの太陽光発電設備の導入は、コンセッション空港において初めてとなる。
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