2023年3月9日
豊田通商(愛知県名古屋市)は3月6日、国内外で風力・太陽光発電事業を展開する子会社のユーラスエナジーホールディングス(東京都港区)と、エジプトで風力発電所の独立系発電業事業(IPP)に出資参画すると発表した。設備容量は約500MW(6MW×84基)。2025年8月の商業運転開始を予定している。
年間を通じて風況の良い、スエズ湾沿いのガルフ・エル・ゼイト地区に建設する。電力はエジプト送電公社に売電する。出資比率は、両社がそれぞれ20%(豊田通商グループ計40%)、仏エンジー社35%、エジプトの建設会社オラスコム・コンストラクション社が25%。事業会社「レッド・シー・ウィンド・エナジー社」を通じて事業を推進する。総事業費は約660百万米ドル(約860億円)。
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2023年3月8日
西松建設(東京都港区)は3月3日、建設機械のCO2排出削減に向けた取り組みとして、ディーゼルエンジン向け水素アシスト技術「D-HAT」を活用する実証実験を開始すると発表した。まずはディーゼル発電機を対象に実施。ディーゼルエンジンを動力とする他の建設機械への展開も視野に入れる。
水素アシスト技術「D-HAT」は米国スタートアップ企業HODTec社が開発した。装置のタンクに積みこんだ水の電気分解によって水素を生成する。エンジンの吸気口から燃焼室に水素を送り込み燃料と混焼させることで、燃費の向上とエンジン寿命の大幅な延長が可能になるという。
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