2025年11月29日
ウエストホールディングス(ウエストHD/広島県広島市)と東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS/神奈川県川崎市)は11月25日、再生可能エネルギーおよび蓄電池分野での協業推進を目的に、業務提携基本契約を締結したと発表した。需要家に対し、再エネと蓄電池を活用した総合的なエネルギーマネジメントを提供する。
今回の業務提携でウエストHDは、再エネ発電所および蓄電所の開発、建設、維持・保有を担う。
一方、東芝ESSは、ウエストHDが開発した発電所・蓄電所の運用において、電⼒の市場価格予測、蓄電池の充放電計画の作成、本蓄電所の制御、市場取引による収益化及びバランシング業務注などのアグリゲーション業務を担う。
これにより、発電事業者や蓄電事業者に対して、開発から電力運用まで一貫したサービス提供が可能になる。特に再エネ関連事業では、FIP転換したFIT発電所や非FIT発電所を主な対象に需要家に対し電力と環境価値を提供する。
また、両社の知見を活かし、GX経営を進める企業や自治体に対して、自家消費型太陽光、蓄電池、バーチャルPPA、余剰売電を含む総合エネルギーサービスの提案も行う考えだ。
今回の提携について東芝ESSは、「ウエストホールHDの開発⼒と東芝ESSのアグリゲーション技術を融合させることで、分散型電源を活かした新たなエネルギービジネスを創出する」とコメント。両社は今後、国内の脱炭素エネルギーへの転換をめざし、非FIT発電所や自治体資産を活用したコーポレートPPA、既存発電所への蓄電池併設による新サービス開発など、継続的な共同検討を進める。
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2025年11月28日
Looop(東京都台東区)は11月25日、20~60代の男女を対象に「天気と電気のつながり」に関する調査を実施した結果を発表した。
この調査では、需給バランスを保つために発電量を抑制する「出力制御」と「晴れた昼間は電気が安くなる」傾向について7割以上が「知らない」と回答。一方で、7割以上が「晴れの日に電気代が安くなるサービスを利用したい」と回答した。
電気には市場(日本卸電力取引所 スポット市場)が存在し、需給バランスや天候などさまざまな要素によりその価格が変動する。特に近年は太陽光発電の普及により、晴天の昼間には発電量が需要を上回り、発電量を抑制する「出力制御」という社会問題も発生している。
今回、暖房器具の使用が増える冬を目前に控え、電気代意識が高まる中、「天気と電気のつながり」に関する生活者の意識や、「出力制御」・「晴れ割」の認知度を探る調査を実施した。その結果、天気と電気との関係性はまだまだ知られていないことがわかった。「出力制御」や「晴れの日に電気が安くなる傾向がある」という事実は、再エネの有効活用のためにも、正しい理解の促進と情報提供をする必要性があるとレポートしている。
調査結果の概要は以下の通り。
はじめに、「『天気』をどの程度チェックしているか?」と質問したところ、「ほぼ毎日」と回答した方の割合は67.4%で、「週に数回程度」も含めると9割近くの人が日常的に天気をチェックする習慣があることが伺えた。
続いて「『電気代』をどの程度チェックしているか?」と質問したところ、「チェックしない」と「月に1回程度」を合わせると8割近くの人が電気代をチェックする習慣がなく、天気とは反対に、電気代を頻繁に確認する習慣のある人は少ないことがわかった。
「天気が『晴れ』だった場合、どのようなことを思うか?」と質問したところ、「洗濯物がよく乾く」(64.2%)、「外出したくなる」(36.5%)、「気持ちが前向きになる」(24.1%)が上位にあがった。一方で、「電気代を削減できそう」と回答した人は4.3%と少なかった。
「晴れた昼間に太陽光発電由来の電気が余って捨てられてしまうため発電量を抑える『出力制御』という問題を知っているか?」との質問に、65.5%が「知らない」と回答、また、「太陽光発電の普及により、電力の市場において、晴れた昼間の電気が安くなる傾向にあることを知っているか?」との質問に、73.9%が「知らない」と回答した。
「晴れの日に電気代が安くなるサービスがあった場合、利用したいと思うか?」と質問したところ、「非常に思う」(21.5%)、「やや思う」(48.8%)を合わせ、約7割が前向きな回答を示した。
今回の調査は、10月31日~11月4日にインターネット調査で実施した。調査人数は1019人、調査回答時に20~60代の男女と回答したモニターを対象とした。
なお、調査を行ったLooopは、電気を使う時間帯を変える「ピークシフト」という新しい電気の使い方を提案している。7月には、天気と連動した電気代割引「晴れ割」を実施。今回、電気の需要が高まる年末年始の時期にあわせて、11月21日より第2弾の募集を開始した。
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