2023年3月27日
日産自動車(神奈川県横浜市)は3月22日、北海道檜山振興局(北海道檜山郡江差町)に、電気自動車(EV)カーシェアリングサービスのステーションを新設したと発表した。ステーションには駐車場型太陽光発電(ソーラーカーポート)を設置し、同設備で発電した再生可能エネルギーはEVの充電や庁舎建屋の電力源としても一部活用する。
今回設置したステーションは、両者連携のもと、平日は公用車として、休日は一般利用者がシェアリングとして利用できる「利用者共存サービスモデル」で運用する。これにより同町周辺の環境に配慮した交通手段として利用促進を図る。
EV用の充放電器も導入 カーシェアリングと組み合わせて運用
大規模災害等による停電時には、配備したEVが防災拠点である檜山振興局の非常用電源としての役割を担う。これにより地域のレジリエンス強化に貢献するとしている。
この取り組みは、環境省「再エネ×電動車の同時導入による脱炭素型カーシェア・防災拠点化促進事業」補助金の交付を受けて行う。再エネ発電設備と、蓄電機能を持つEV、さらに、EV用の充放電器を同時に導入しカーシェアリングと組み合わせて運用するのは、同社として初の取り組みだ。
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2023年3月26日
東レ(東京都中央区)は3月17日、ドイツにおいて、グリーン水素製造用中核部材の増設を開始したと発表した。
今回増設するのは、同社の子会社で水素・燃料電池部材を開発・製造・販売するGreenerity GmbH(GNT/ドイツ・バイエルン州)の製造工場。対象は、グリーン水素製造用の固体高分子(PEM)形水電解装置の中核部材である触媒付き電解質膜「Catalyst Coated Membrane(CCM)」。
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