2026年8月20日
野村不動産投資顧問(東京都港区)と三菱HCキャピタルエナジー(同・千代田区)は8月3日、野村不動産グループ向け再エネ供給プラットフォーム事業を開始したと発表した。
屋根置き太陽光発電施設ならびに野立て太陽光発電施設を投資対象とする私募ファンドを組成し、オフサイトコーポレートPPAやバーチャルPPAを活用して、野村不動産グループが保有・運用する不動産へ再エネ由来の電力と環境価値を長期安定的に供給する。
両社が開始した事業では、野村不動産が開発する物流施設「Landport」シリーズの屋根上に設置された太陽光発電設備と、三菱HCキャピタルエナジーが新たに開発・運営する野立て太陽光発電設備を継続的にファンドへ組み入れる。
これらの発電施設で創出した再エネは、オフサイトコーポレートPPAやバーチャルPPAを通じて、野村不動産グループが国内で保有・運用する不動産へ供給する。
事業期間は2050年3月31日までで、このうち2030年3月31日までを投資期間とする。取得目標は定格出力100MWで、対象エリアは沖縄県と離島を除く国内としている。
本ファンドは、合同会社(GK)と匿名組合(TK)を活用した「GK-TKスキーム」を採用した。再エネや不動産分野のファンドで広く活用される事業スキームで、合同会社を事業主体として匿名組合出資を受けながら資産を保有・運用する。
6月には、クラダシ(東京都品川区)と辻・本郷スマートアセット(同・渋谷区)が系統用蓄電所開発事業で採用している。野村不動産投資顧問と三菱HCキャピタルエナジーは今回、同様のスキームを用いて再エネ供給基盤を構築する。
野村不動産グループは、2050年のありたい姿としてサステナビリティポリシー「Earth Pride -地球を、つなぐ-」を策定し、2030年までの重点課題(マテリアリティ)の一つに「脱炭素」を掲げている。脱炭素社会の実現に向け、保有・運用する不動産へ再エネ由来の電力と環境価値を長期安定的に供給するため、太陽光発電事業の開発・運営で実績を持つ三菱HCキャピタルエナジーを事業パートナー兼出資者として同事業を開始した。
三菱HCキャピタルエナジーは、再エネ発電事業の開発・運営会社として経済産業大臣から長期安定適格太陽光発電事業者の認定を受け、太陽光発電を中心とした再エネの長期安定電源化を推進している。
両社は、再エネの長期安定供給を支えるプラットフォームを構築するとともに、野村不動産グループ向けに再エネを長期安定的に供給し、脱炭素社会の実現およびGXの推進に貢献していく考えだ。
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