2026年1月7日
多摩信用金庫(東京都立川市)は12月23日、第23回「多摩ブルー・グリーン賞」の受賞者を発表し、技術・製品部門の最優秀賞に、PXP(神奈川県相模原市)の「次世代軽量フレキシブル太陽電池」が選ばれた。経営部門の最優秀賞には、MIRAI-LABO(八王子市)の「EVリパーパスバッテリー事業」が選出された。
PXPでは、従来型の重くて固い太陽光パネルが搭載できない屋根や外壁、移動体、道路・情報インフラなどを対象とした次世代太陽電池を開発している。最大の特徴は、ペロブスカイト層とカルコパイライト(CIS)層を重ねたタンデム構造にある。
同構造のモジュール開発では、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2025年度事業に採択されたほか、日産自動車(神奈川県横浜市)や名古屋電機工業(愛知県あま市)、神奈川中央交通(神奈川県平塚市)・豊田通商(愛知県名古屋市)、新潟県などと実証を展開している。近年は、国内の多くの自治体・企業と連携。kW級の発電実証を行うなどフィールドでの着実な実績が高く評価された。
MIRAI-LABOは、7社と共同で、EVバッテリーの回収から診断・開発・製造・販売・物流までを一気通貫で行う「EVリパーパスバッテリー事業」を構築している。
同社は、過去にも多摩ブルー賞優秀賞を2度受賞しているが、今回は、7社連携による革新的なサーキュラーエコノミーのビジネスモデルを実現した点が評価され、多摩グリーン賞を初めて受賞した。
このま事業において、MIRAI-LABOは、EVバッテリーの劣化診断技術を提供している。同技術は、EVバッテリーのモジュールを高精度かつ短時間のうちに自動診断する。EVバッテリーを活用した製品は、保証を付け提供することが可能になるという。
「多摩ブルー賞」は優れた技術や製品を、「多摩グリーン賞」は新しいビジネスモデルを対象に、多摩地域の発展に貢献などした中小企業や団体、個人事業主を表彰するもの。このうち、独自性・革新性などで特筆すべきことの評価が最も高い事業者には特別賞が授与される。
第23回は合計114件の応募があり、最優秀賞2件・優秀賞4件・多摩みらい賞8件・特別賞2件が選ばれた。
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