2026年1月11日
カーボンインフラメーカーのLinkhola(リンコラ/東京都港区)は1月6日、節水を通じた環境保全に取り組むアースアンドウォーター(同・千代田区)とともに、節水を軸としたカーボンクレジットの方法論開発とクレジット化に向けたプロジェクトを開始したと発表した。同プロジェクトは、日常的な節水というアクションをGHG削減量として定量化し、クレジット化する国内初(Linkhola調べ)の試みとなる。
両社は今回、上水供給・下水処理・水の加温を節約する効果を割り出し、カーボンクレジットとして定量評価を行い、クレジット売買できる方法論を開発する。開発にあたっては、ベースとなるアースアンドウォーターの取り組みとCO2削減証書発行を応用することで、スピードアップを図る。
今回のクレジット創出は、単に節水装置を設置するだけでなく、アースアンドウォーターが提供する水消費マネジメントの仕組みを通じて、水使用量の管理と最適化を行うことが前提となっている。
削減量を科学的に定量化し、信頼性の高い算定根拠を確立して、適切なオペレーションを実現するとともに、削減効果の可視化により、利用者の意識を高め、節水アクションの強化につなげていく。
同プロジェクトのスキームは、人口爆発と産業、都市の発展が著しく、水需要が増大するASEAN諸国において、極めて有効であると、両社は説明する。
両社は今後、日本発の高度な節水技術と信頼性の高い算定方法論をセット展開することで、世界規模での水資源保全と脱炭素化を推進するとしている。
プロジェクト推進に向けては、カーボンクレジットやGHG削減算定評価に造詣の深いPEARカーボンオフセット・イニシアティブ(東京都中央区)代表で、IGESシニアフェロー、理学博士の松尾 直樹氏と連携する。両社は、同氏が開発した節水および節湯に関するGHG削減効果方法論の準用と実装化する方針で、2026年3月のクレジット発行をめどに、方法論化と第1号案件の申請・審査の手続きを進めていく。
Linkholaは現在、民間主導のボランタリークレジット制度の制度オーナーとして、申請、審査、発行までをワンストップで提供する「EARTHSTORY」を運営している。今回の取り組みにおいても、同プラットフォームを活用する。
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