2025年12月11日
不動産の賃貸・管理・開発事業を展開するSGリアルティ(京都府京都市)は12月8日、福岡県篠栗町で「(仮称)佐川急便九州中継センター」の新築工事を着工したと発表した。太陽光設備の採用をはじめ環境に配慮した計画が検討されており、ZEB readyなどの環境認証取得が見込まれる。竣工は2027年5月の予定。
新施設は、九州自動車道「福岡IC」から約2.6kmに位置し、福岡市内や九州全域へのスムーズなアクセスが期待される。地上2階建てで、敷地面積は6万6853.43m2、延床面積は3万4270.92m2。
施設の屋根には、自家消費型太陽光発電設備を設置。発電した電力を施設内で使用することで、CO2排出量の削減と電力コストの低減を図る。また、建物の省エネ性能を最大限に高めるとともに、エネルギー消費量の削減を目指すとしており、CASBEE Aランク・ZEB readyなどの環境認証の取得を目指す方針だ。
環境負荷低減に向け、Low-Eガラスや全館LED照明、雨水流出抑制施設を採用するほか、72時間の稼働を可能にする非常用発電設備を設置。災害時においても事業継続できる事業継続計画(BCP)とする。
SGホールディングス(京都府京都市)は現在、全国に25ある中継拠点を東京・関西・九州の3つの拠点に集約する大規模な再編計画を進めている。今回の建設プロジェクトもこの一環で、佐川急便(同)の既存の4拠点と2拠点の一部が新施設に集約されることとなる。
同社HDは、今回の拠点集約による中継業務の効率化で、積載効率の改善やトラック台数の適正化、それに伴うCO2排出量削減などの効果を見込む。
なお新施設には、最大117台の同時接車が可能なトラックバースや185台の大型駐車場が設けられるほか、充実した休憩スペースを確保する予定で、これにより、トラックの待機時間や荷物の積み降ろし時間の短縮、ドライバー・倉庫内のスタッフの労働環境の改善にもつながるとしている。
SGリアルティは今後も、顧客ニーズや社会課題に対応しながら、環境に配慮した物流不動産開発を推進していく。
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