2025年5月26日
愛知県は1月、民間企業が提案する革新的かつ独創的な脱炭素プロジェクトのアイデアのうち事業化すべきプロジェクトを選定する「あいちカーボンニュートラル戦略会議」において、アイシン(愛知県刈谷市)・中部電力ミライズ(同・名古屋市)・関西電力(大阪府大阪市)による「ペロブスカイト太陽電池(PSC)普及拡大プロジェクト」の事業化支援を決定した。
3社による共同プロジェクトは、県や市町村の公共・民間施設にPSCを実証導入し新たなモデル確立を目指すというもので、実証では、県内におけるPSCの導入ポテンシャル調査や普及拡大に向けたボトルネックの把握や解決策を検討する。
このプロジェクトの後押しに向け、県は「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会」を設立。竹中工務店(大阪府大阪市)など50を超える企業や国家機関、自治体を組織した。初会合では、協議会の取り組みや提案企業からの事業概要や実証候補施設などを紹介する予定だ。
愛知県は、「あいち地球温暖化防止戦略2030(改定版)」の下、CO2排出量を2030年度に46.0%削減(2013年度比)という目標を掲げ、達成に向けて、県内の再エネを1.7倍(2021年度比)に増加させ、580万kWを目指している。実現のカギを握るのが太陽光発電による上積みであるとし、現在は民間企業によるPSC開発を支援している。
PSCは、従来のシリコン型の太陽電池では設置が困難だった建物の壁面や耐荷重のない屋根などに活用でき、太陽光発電の導入量を飛躍的に増加させる可能性があるため、PSC導入量の早期最大化を実現することで、業務部門・家庭部門等の幅広い分野においてCO2排出量の大幅な削減が期待される。
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