2025年6月21日
JERA(東京都中央区)は6月12日、米国からLNGを年間最大550万トンを調達する方針を明らかにした。
この発表は米国時間6月11日に米国エネルギー省において日米両政府高官の立会いの下に行われたもので、JERAは米エネルギー大手4社とLNG売買契約またはLNG売買に関する基本合意を締結した。
今回の契約は、仕向地制限がない契約(FOB契約)に基づいており、電力需給の変動などに柔軟に対応できることから、日本のエネルギー安定供給の強化につながる。
4社との契約は以下の通り。
JERAは、今回の合意に関して「価格競争力と柔軟性を確保しつつ、日本のエネルギー安定供給もより強固にする非常に重要な施策であり、日本のエネルギー政策とも整合するもの」とコメントしている。
同社は2024年にLNG調達戦略の見直しに着手し、米国を含む世界各国の主要な供給者との協議を行ってきた。今回の米国産LNGの調達も、この戦略的イニシアティブの一環である。同社は今後も中東、アジア、米国などからの調達をバランスよく組み入れ、地域リスクを分散したLNGポートフォリオを構築していく。
記事内容へ
2025.10.12
石油資源開発(JAPEX/東京都千代田区)は10月6日、北海道苫小牧市にある北海道事業所構内に、系統用蓄電池設備「JAPEX苫小牧蓄電所」を設置すると発表した。パワコンの出力は20MW、容量は約106MWh。運用開始は2…続きを読む
2025.10.11
総務省は10月6日付で、青森県の「再生可能エネルギー共生税」新設に同意した。再エネ施設の立地場所に応じて事業者に税を課すことで、自然・地域との共生を図りながら再エネの導入を促進する。 税率は1kW当たり陸上…続きを読む
2025.10.10
RE100電力(東京都中央区)は9月11日、台湾の再エネ企業TUN POWER(トゥンパワー)と、系統用蓄電池設置工事に関する請負契約を締結したと明かした。和歌山県和歌山市に、出力1.99MW・容量8.128MWhの系統…続きを読む