2025年7月27日
NEOSリニューアブル・エナジー(ERE/東京都港区)と豊前東芝エレクトロニクス(豊前東芝/福岡県豊前市)および東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS/神奈川県川崎市)の3社は7月8日、豊前東芝向け環境価値の供給に関するコーポレートPPAを締結した。これにより豊前東芝は、年間約955tのGHG排出削減を見込む。
この取り組みでは、EREが運営する九州エリアの出力約1910kW太陽光発電所から発電される再エネ由来の電力と環境価値を、東芝ESSが調達。年間約229万kWhの電力を日本卸電力取引所で売電し、東芝グループの豊前東芝に対し、バーチャルPPAを通じて環境価値を供給する。

豊前東芝は、東芝デバイス&ストレージの製造グループ会社として半導体およびHDD(ハードディスク)事業を担う。グループが掲げる「2030年度までに製造拠点の温室効果ガス排出量100%削減」という目標の実現に向けて、今回の取り組みを導入した。今後も再エネ導入手法の多様化・ベストミックスを進めていく方針だ。
EREは2012年に設立された再エネ発電事業者で、120カ所以上の発電所(太陽光・風力・バイオマス)を運営または建設し、PPAモデルを中心に再エネの普及と脱炭素社会の実現を目指している。
再エネアグリゲーターである東芝ESSは、エネルギー機器メーカーとしてのノウハウとデジタル技術を融合させ、安定的かつ効率的な再エネ電力システムの構築に取り組んでいる。
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