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福岡県の物流施設で九州最大約3.7MWメガソーラー稼働 日本ベネックス

2025年12月13日

日本ベネックス(長崎県諫早市)は11月5日、吉田海運ロジソリューションズ(同・佐世保市)が開発した福岡県久山町の物流施設「YKW久山久原」の屋根に、出力約3.7MWの太陽光発電所「ベネックス久山ソーラーポート」の運転を開始したと発表した。オンサイトPPA・全量FIP売電の2つの発電所を設置した点が特徴だ。

 

発電した電力は、自家消費のほかFIPで売電

日本ベネックスは今回、吉田海運ロジソリューションズの物流施設「YKW久山久原」の屋根を賃借し、太陽光発電所を設置した。太陽光電池容量は約3659.2kW、内訳は自家消費分(オンサイトPPA)が約0.5MW、全量FIP分が約3.1MW。全量FIP部分の年間発電量は、一般家庭約1155世帯分の消費電力に相当する約347万kWhを見込んでいる。

太陽光パネルはチントソーラー製、PCSはSUNGROW製と、いずれも中国メーカーの製品を採用。屋根借り方式の太陽光発電設備としては、九州最大級の規模となる。

なお日本ベネックスが吉田海運グループと協業するのは今回が初めて。

 

保有する自社発電所は52件、総出力は約70.2MWに

日本ベネックスは8月26日、長崎県諫早市に設置したFIT太陽光発電所「ベネックスソーラーポート」のFIP制度移行と蓄電池の併設が完了。9月24日には、京都府井手町の物流施設「田辺西物流センター」屋根にて、「ベネックス京都ソーラーポート」の運転を開始している。

今回の福岡県内発電所の稼働により、保有する自社発電所は52件・総出力は約70.2MWとなった。このうち物流施設の屋根借り太陽光発電所は35件・総出力約61.3MW、FIP太陽光発電所は27件・総出力約49.3MW。

日本ベネックスは今後も、太陽光発電所の建設および運営を通じて、再エネの普及拡大を図るとしている。

 

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