2025年6月7日
関西電力(大阪府大阪市)は6月3日、TREホールディングス(東京都千代田区)およびトクヤマ(同)と、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する協定書を締結したと発表した。低温熱分解リサイクル技術を用いた太陽光パネルの水平リサイクルを軸に、新たな事業モデルの構築を目指す。
低温熱分解リサイクルとは、トクヤマが保有する使用済み太陽光パネルを構成する部材を高品質に処理・抽出する技術。3社は、この技術を基に事業モデルを検討する。
水平リサイクルのネットワーク構築に向けては、使用済み太陽光パネルの排出予測などの調査を実施する。さらに、太陽光パネルの排出からリユース・リサイクルにおけるCO2排出量削減に向けた検討も行う。
2030年代後半から使用済み太陽光パネルの排出量は顕著に増加し、ピーク時には年間約50万トンが廃棄される見込みだ。太陽光パネルを構成する素材のうちガラスのリサイクルは技術面・経済面に課題があるが、太陽光パネルの重量の約6割を占めるため、リサイクル技術の確立は最終処分量の削減など大きな効果が期待される。3社は今後、業種・エリアを超えさまざまな企業と連携し、太陽光パネルの高度な資源循環システムの社会実装を目指す。
記事内容へ
2025.10.12
石油資源開発(JAPEX/東京都千代田区)は10月6日、北海道苫小牧市にある北海道事業所構内に、系統用蓄電池設備「JAPEX苫小牧蓄電所」を設置すると発表した。パワコンの出力は20MW、容量は約106MWh。運用開始は2…続きを読む
2025.10.11
総務省は10月6日付で、青森県の「再生可能エネルギー共生税」新設に同意した。再エネ施設の立地場所に応じて事業者に税を課すことで、自然・地域との共生を図りながら再エネの導入を促進する。 税率は1kW当たり陸上…続きを読む
2025.10.10
RE100電力(東京都中央区)は9月11日、台湾の再エネ企業TUN POWER(トゥンパワー)と、系統用蓄電池設置工事に関する請負契約を締結したと明かした。和歌山県和歌山市に、出力1.99MW・容量8.128MWhの系統…続きを読む