2020年8月22日
清水建設は2020年6月26日、岐阜県恵那市で再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)を利用しない太陽光発電事業と、その電力を活用した電力小売事業を開始したと発表した。
この取り組みでは中部大学 恵那キャンパス(岐阜県恵那市武並町)の敷地内に、清水建設が定格出力400kW(キロワット)の太陽光発電所を建設。25年間にわたって、同社FITを利用せずPPA(電力購入契約)の仕組みで需要家に売電を行う。その収益を利用してCO2を排出しない電力を調達し、同大学4施設に供給する。
電力の供給先は、中部大学第一高等学校(愛知県日進市)、中部大学春日丘中学校・高等学校(同春日井市)、研修センター(岐阜県恵那市)、新穂高山荘(同高山市)の4カ所。電力需要の合計は約1500MWh(メガワット時)で、この需要に対し清水建設はCO2ゼロの電力を約600MWh、CO2排出係数が低い(ローカーボン)電力を約900MWh供給する。
清水建設では今後、複数の異なる場所に施設を所有する大学などに対し、今回、実証する仕組みをベースに、FITを利用しない発電・電力小売事業の提案を広げていく方針だ。
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