2017年8月8日
日本エンタープライズ(東京都渋谷区)とフォー・クオリア(東京都品川区)は8月3日、両社グループ会社の山口再エネ・ファクトリー(山口県宇部市)が山口県宇部市との協定により、同市の公共施設の屋根を活用した太陽光発電事業を、7月28日に開始したと発表した。
山口再エネ・ファクトリーは、NPO法人の山口スマートコミュニティ支援センター(山口県山口市)と「うべスマートコミュニティー推進支援事業」を形成し、同県における再生可能エネルギーによる地域活性化に取り組んでいる。
今回開始された「公共施設の屋根等を活用した太陽光発電事業」では、共同事業体の「うべスマートコミュニティー推進支援事業」が、宇部市から小中学校体育館屋根を借りて太陽光発電設備を設置するもの。
具体的には、2017年度中に改築される琴芝小学校、鵜ノ島小学校、厚南中学校の3校の体育館に、合計189kWの太陽光発電設備を設置。各校に発電量、日照量、気温などを見える化するモニターを設置することにより、子供たちに環境・再生可能エネルギーを学べる環境を提供していく予定となっている。
なお、山口スマートコミュニティー支援センターは、再生可能エネルギー推進のための事業を行い、再生可能エネルギーの運用保守支援と共に、域内循環型の賢く電力を使うスマートコミュニティを推進し、地域社会のQOL(物理的豊かさ、サービスの量、個々の身辺自立のみならず、精神面を含めた生活全体の豊かさと自己実現)の向上に寄与することを目的とし、2016年4月に設立された。
また、山口再エネ・ファクトリーは、太陽光等の自然エネルギーによる発電事業事業やエネルギー・ マネージメント・システム(EMS)の開発を行っている企業で2015年6月に設立された。
記事内容へ
2021.03.01
エナジーゲートウェイと荏原実業パワーが、新開発の「蓄電池AI最適制御システム」を搭載した家庭用蓄電システムを4月から販売すると発表。家庭内の電力使用状況を詳細に分析でき、その情報に基づいて最適な蓄電池の運用制御が行えるの…続きを読む
2021.02.26
オムロン ソーシアルソリューションズが、2021年4月から太陽光発電用パワコンの定額貸出サービスを開始すると発表。低圧の野立てタイプの太陽光発電を対象とするサービスで、最新のパワコンを定額で提供することで発電効率の維持向…続きを読む
2021.02.25
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社である三菱UFJ銀行(東京都千代田区)は2月19日、気候変動問題に向けた取り組みの一環として、自社電源の100%を再生可能エネルギーで調達するため、再エネへの出資…続きを読む