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家畜のふん尿が発電の原料に、LPガス化触媒を新開発

2020年12月5日

古河電気工業は2020年12月2日、家畜などのふん尿から得たバイオガスをLPガスに変換する触媒技術を開発したと発表した。今後この技術を利用した実証を進め、2030年の実用化を目指すという。

古河電気工業は2020年12月2日、家畜などのふん尿から得たバイオガスをLPガスに変換する触媒技術を開発したと発表した。今後この技術を利用した実証を進め、2030年の実用化を目指すという。

同社は今回、触媒金属の固定技術を応用し、同社が開発したニッケルを利用した「ラムネ触媒」と呼ぶ触媒の反応を大幅に改善することに成功。この触媒は従来の触媒の課題とされてきた耐凝集性・耐コーキング性を持ち、バイオガスから合成ガスが得られるドライリフォーミング反応において、高活性かつ長寿命な触媒だという。

この触媒を用いることで、これにより家畜のふん尿から得られる二酸化炭素やメタンを、貯蔵・輸送が容易なLPガスに変換でき、一般家庭や酪農場などでの利用に加え災害時用のエネルギーとしても利用できるLPガスを地産地消できる他、家畜ふん尿の処理コストの低減や異臭・水質汚染といった畜産業が潜在的に抱える課題の解決にもつながる可能性があるとしている。

開発した技術の活用イメージ 出典:古河電気工業

なお、今回の成果は海道大学の増田隆夫教授との共同研究によるもので、触媒の開発から、ビジネスモデルの検討までを共同で進めてきた。今後は2023年までにこの触媒を利用した小型試験機による実証を、2025年までにフィールド実証試験を行い、2030年の実用化を目指すとしている。

 

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