2017年12月12日
NTTスマイルエナジー(大阪市)と柴田工業(名古屋市)は、学校施設を活用した屋根借り太陽光プロジェクトを2017年12月6日から開始した。第1期として18年3月末までに要望のあった自治体に対して説明して事業面を検討し、順次設置を進めていく。
日本の学校の多くは広域防災拠点に指定されている一方、公立小中学校における太陽光発電の普及率は25%未満にとどまる。その要因としては、自治体の予算・検討人員の不足、維持管理体制の未整備などの背景があるという。また、金融機関も小規模・分散型の案件への投資に消極的という。
同プロジェクトでは、NTTスマイルエナジーが公立小中学校の屋上を借り、太陽光発電設備の所有・運営者として発電事業を行う。設計・施工は柴田工業が担当する。
NTTスマイルエナジーは自治体に屋上使用料と償却資産税を支払う一方、発電した電力を売電して利益を得る。また、柴田工業は学校施設での施工ノウハウを持ち、これまで約200校で施工した実績を持つ。
自治体は、初期投資やメンテナンスが不要で災害時の避難所における自立電源を確保するとともに、税収や賃料収入も期待できる。こうしたスキームは、最近注目されており、これまで名古屋市(約300校)や大阪市(約300校)で導入されている。
(ライター 工藤宗介)
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