2017年8月31日
太陽光発電協会は30日、4~6月の太陽光発電パネルの国内出荷量が9四半期ぶりに増加したと発表した。固定価格買い取り制度(FIT)による電力の販売価格が下落し市場の縮小が続いていたが、制度改定を前に、未稼働だった発電所で駆け込み着工が相次いだことで出荷が増えた。ただ太陽光発電を取り巻く環境は依然厳しく、市場の回復が続くかは予断を許さない。
同協会によると、パネルの国内出荷量は前年同期比7%増の126万3千キロワットだった。発電事業向けは前年同期比で11%増えた。メガソーラー(大規模太陽光発電所)向けなどが伸びたことが寄与した。
4月に改正FIT法が施行され、売電する認定を受けていながら発電しない発電所の認定が失効した。今回の法改正に合わせ発電所の稼働が進んだ影響とみられる。
太陽光発電は2012年にFITの導入後、急速に普及が進んだが、電力の販売価格は発電所などの産業向けで17年度は12年度の5割近くまで下がっている。パネルメーカーの関係者は「まだ市場環境は厳しい。底を打ったとは言えない」と話している。
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