2020年4月3日
オリックス環境は2020年3月、太陽光発電所から排出される使用済み太陽光パネルの処理サービスを全国で展開すると発表した。収集運搬・処理業者とネットワークを組み、適正処理体制を構築した。
同社は、オリックスが提供するリース物件の適正処理を通じて培った独自のノウハウとネットワークをもとに、全国のユーザーの不要物の回収やリユース、リサイクル、適正処理をサポートしている。今回、全国の産業廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処理会社と協力し、太陽光パネルの破砕および埋め立てによる適正処理体制を構築した。本サービスは、自然災害による突発的な太陽光パネルの故障や破損が生じた際などでも活用できる。
太陽光発電は、2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が導入されて以降、急速に普及している。しかし、2030年代には太陽光パネルの大量廃棄時代を迎え、適正処理の需給がひっ迫する懸念がある。
現状では、使用済み太陽光パネルの効率的なリサイクル技術は確立されておらず、破砕および埋め立てによる処理が主流となっている。今後は、業界団体であるガラス再資源化協議会やその会員企業などと協業し、太陽光パネルのリサイクルにも取り組む。
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