2018年8月3日
大阪ガスは31日、千葉県袖ケ浦市にバイオマス発電所を建設すると発表した。出力は7万5千キロワット。2022年7月の稼働を目指す。投資額は数百億円を見込んでいる。同社が国内で参画するバイオマス発電所は4カ所目となる。これまで3カ所で手がけた発電所は他社との共同プロジェクトや火力発電との混合型だった。大阪ガスにとって、初めての単独案件となる。
バイオマス発電は燃料として木材チップなどを利用する。現行の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)では、太陽光発電より買い取り価格が高く設定されている。加えて火力発電の運営ノウハウも活用できることから、電力・ガス会社などの参入が相次いでいる。
大阪ガスは旭化成が持つ土地を借り、バイオマス発電所に転換する。千葉県では18年から伊藤忠商事などと市原バイオマス発電所(千葉県市原市)を建設中で2件目となる。バイオマス発電は燃料の確保が課題になっている。大阪ガスは米国から燃料を輸入し安定調達に取り組む。
同社は再生可能エネルギー電源の拡大を目標に掲げている。30年度に出力を国内外で100万キロワットと稼働中の発電所の約3倍に引き上げようと目指している。目標の達成に向けてバイオマス発電以外の電源も開発する。
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