2017年9月18日
エネルギー関連の市場調査などを手掛ける台湾EnergyTrendは9月14日、太陽光パネルの2017年のグローバル需要が100.4GWに達するとの見通しを発表した(図1)。同社が刊行したレポート「Gold Member Solar Report」によるもの。
同レポートでは、分散型太陽光発電所の導入が中国で急増したことにより需要が当初の予想を上回ったことが大きいとしている。その結果、太陽光パネルへのグローバル需要は2017年に初めて100GWを超えると予測した。
2016年と比較した場合、2017年の太陽光のグローバル需要は、約26%増加するとしている。中国政府が太陽光発電産業を引き続き支持するとみられるため、年間のグローバル需要は2019年まで100GW超の状況が続くと見込む。2017年は8月までの8カ月間で、系統に接続された太陽光発電の容量が39GWに達したとみている。
EnergyTrendのRhea Tsaoアナリストは、「今後、年内の4カ月間、中国市場には『トップランナー・プログラム』の第2フェーズと『太陽光貧困撲滅プロジェクト』の第1フェーズによるプロジェクトの完成が影響を及ぼすだろう。同時に、中国政府が2018年に分散型太陽光発電所に向けた固定価格買取制度(FIT)の買い取り価格を引き下げるという噂も市場に影響を与えている。短期的には、こういった見通しが駆け込み需要の引き金となる可能性が高い」と述べている
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