2018年1月16日
環境省は太陽光や風力など再生可能エネルギーを使った発電システム導入に適した場所の詳細情報が分かるデータベースを作る。6種類の再生エネについて予想される発電量や環境影響評価(アセスメント)の関連情報を地図付きで一覧できるようにする。事業者が再生エネの適地を探す段階で環境情報を入手しやすくするとともに、自治体による誘致活動も促す。
データベースは2018年度内に公開予定で、情報を加えながら20年度内の完成を目指す。対象となる再生エネは太陽光と風力のほか地熱、太陽熱、中小の水力など。一定の条件下で見込まれる発電量を示す。風力では年間の平均風速に基づき有望地を色分けする。
環境情報は動植物の生息分布、景観地区に指定されているか、漁業権の状況などを地図上に示す。今後拡大が見込まれる洋上風力発電は、海鳥や海藻の生息状況などを新たに調べて加える方針だ。政府は16年度に発電量全体の15%程度だった再生エネの比率を、30年度に22~24%に高める計画を掲げている。
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