2017年3月22日
パナソニックは太陽光発電向けの中核機器であるパワーコンディショナー(電力変換器)の開発拠点を3カ所から2カ所に集約する。群馬県内の事業所にいる約60人の技術者を4月から大阪府の門真市と貝塚市の2拠点に異動させる。技術者の意思疎通を密接にして商品開発を加速する。
パワコン事業は黒字だが、太陽電池事業は全体では厳しい状況が続く。開発拠点を集約することでコストも削減する。
群馬県大泉町にある事業所でパワコンの開発に従事する技術者全員が異動する。事業所では空調機器や業務用冷蔵庫といった他の事業の開発担当者らも働いているため拠点としては存続する。
太陽光発電の買い取り価格の引き下げを背景に国内の太陽光パネル市場は鈍化して採算的に厳しい。このため、パナソニックは発電した電気を自宅内で消費するように蓄電池やパワコンを組み合わせたシステムの拡販に力を入れている。今回の拠点集約で競争力のあるパワコンの開発を急ぎ、太陽電池事業の収益強化を狙う。
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