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Google、衛星画像のAI分析で太陽光パネル設置状況を見える化

2017年6月16日

米Googleは現地時間2017年6月12日、自宅屋根に太陽光パネルを設置すべきかどうか判断するのを支援する見積もりサービス「Project Sunroof」に、機械学習技術を利用した新機能「Data Explorer」を追加したと発表した。ユーザーは近隣の太陽光パネル導入状況を手軽に確認できる。

Project Sunroofは、自宅住所を入力すると、太陽光パネルを設置した場合の発電量や節約できる電気料金などを調べることができる。2015年に公開され、現在は米国50州の約6000万世帯をカバーする情報を提供している。2017年5月にはドイツにもサービスを拡大した。

Data Explorerは、機械学習技術と「Google Maps」および「Google Earth」の画像データを組み合わせ、地図上で太陽光パネルを設置している建物を赤いドットで表示すると同時に、地域における太陽光パネルの導入率や導入数といった情報を提供する。

Data Explorerの開発にあたり、Googleはまず上空から高解像度で屋根を撮影し、太陽光パネルが設置されているかどうか人間によって確認した。これをアルゴリズムの最初のトレーニング用データセットとして使い、トレーニングを繰り返して、アルゴリズムが自動で画像から太陽光パネル(太陽光発電と太陽熱利用を含む)を認識できるようにした。

Googleによれば、現在のところ、全米で約70万世帯の太陽光パネル導入を確認している。今後アルゴリズムのトレーニングを続け、精度が向上すれば、さらに多くの設置を確認できるようになると考えている。

Googleは、政策立案者やコミュニティー、あるいは個人が、クリーンエネルギーへの移行について、より懸命な判断を下せるよう、Data Explorerの情報を役立てて欲しいとしている。

一部の米メディア(The AtlanticやThe Vergeなど)は、Data Explorerを「太陽光利用の同調圧力をかける機能」と報じている。米イエール大学のKenneth Gillingham経済学教授の調査によれば、通りから近所の家の屋根に太陽光パネルが設置されているのを見た人は、自宅屋根に太陽光パネルを導入する傾向が高いという。同教授は、Data Explorerについてプライバシーの問題を指摘しつつも、再生可能エネルギーに関する社会的認識を高めるものだと評価している。周りの多くの人々が太陽光パネルを導入すれば、それが当たり前のことになり、自分だけそうしないわけにはいかなくなると、同教授は述べている。

 

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