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EV蓄電池のリユースで太陽光を安定運用、インドでFS実施

2018年6月11日

CONNEXX SYSTEMS(コネックスシステムズ、京都市)は、インドにおいて電気自動車(EV)の使用済み蓄電池をリユース(再使用)し、太陽光発電の安定運用に活用するためのフィージビリティスタディ(FS)を開始する。

インド・ニューデリーで6月8日に開催された「第2回日印官民クリーンエネルギー・エネルギー効率化ワークショップ」に参加し、太陽光発電におけるEV中古蓄電池の再使用について提言した。

同スタディは、「平成30年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(国際貢献定量化及びJCM実現可能性調査)」として、インド企業のStatkraft BLP Solar Solutionsと連携して実施する。インド政府に政策提言を行うことを目的とし、実証実験の開始を目指す。

インドでは、電力不足や大気汚染などの問題を解決するために再生可能エネルギーの導入と、EVの普及促進に積極的に取り組んでいる。今後、インドで大量に流通する中古EV蓄電池を、同社独自のハイブリット蓄電技術「BIND Battery」を活用し、最小限の改造で安全かつ低廉な定置型蓄電システムとしてリユースする。

BIND Batteryは、リチウムイオン電池と鉛電池を仮想電池として接続(バインド)する技術。鉛電池の過充電吸収反応によりリチウムイオン電池を過充電から保護し、またリチウムイオン電池とバインドすることで鉛電池を長寿命化できる。また、リチウムイオン電池システムと比較して、鉛電池の価格が安いこと、BMS(battery management system)など制御部分を簡略化できることなどによりコストダウンが可能という。

これらの技術の導入で、例えば出力変動の大きな再エネ発電と系統電力を安定運用することなどが期待できる。エネルギー効率化ワークショップでは、FSの紹介と、蓄電池を活用した未来のエネルギーインフラについて提言を行った。

EVの蓄電池を系統安定化用にリユースする試みは、住友商事が先駆的に取り組んできた。日産自動車のEV「リーフ」で使用した蓄電池によるシステムを、大阪市夢洲と鹿児島県薩摩川内市甑島に設置し、実証的に運用してきた。今年4月には日本べネックスの本社工場で、最初の実運用が始まっている(関連記事) 。

日本べネックスの本社工場に設置したリユース蓄電池
(出所:日経BP)

 

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