2019年7月24日
野外で行うフェスは総じて晴れたほうが良いに決まっているけれど、数あるフェスの中でも特に晴れてほしい、晴れなきゃ困る、で、晴れるフェスが『THE SOLAR BUDOKAN』だ。オーガナイザー・佐藤タイジの言葉を借りれば「全戦全勝」の神がかり的なその“晴れフェス”ぶりは、梅雨真っ只中の7月6日(土)に福島県・猪苗代野外音楽堂で初開催された『猪苗代 THE SOLAR BUDOKAN』も例外ではなかった。長期予報でも週間予報でも天候が危ぶまれていたのに、本番が近づくにつれて降水確率が下がる下がる。当日はせいぜい薄曇り程度、しまいには日が差して、磐梯山を染める夕焼けまで拝めたのだった。
太陽光から生まれた電力のみでロックを鳴らそう。そんな意志のもと『THE SOLAR BUDOKAN』が生まれたのは2012年のこと。翌年に岐阜県中津川市へと会場を移して以降、回を重ねるごとに着々と大きくなり、いまや3万人を動員する中部地方最大級のフェスとなっている。そのスタートのきっかけが、我々がエネルギー政策についての再考を余儀なくされた2011年3月11日であることは言うまでもない。当時、ライブやツアーを自粛することになったり、自らや音楽そのものの存在意義に思い悩んだミュージシャンは数多くおり、その翌年から始まったこのフェスは彼らが自らの意志を示す場として、さらにはリスナーや世間に、「自然エネルギーのみでこれだけのことができるのだ」という可能性を打ち出す場として機能してきた。だから、初開催から7年、ついに福島県で『THE SOLAR BUDOKAN』が行われるということは、とても意義深い。
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