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蓄電池 蓄電池付きで欠点克服、来るかメガソーラー第2波 北海道で相次ぎ稼働

2017年2月23日

太陽光発電ビジネスは終わっていない――。買い取り価格の大幅引き下げが続き、すっかり下火になったかに見えるメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設。蓄電池の利用で、もう一度、拡大の可能性を試す動きが北海道から始まっている。民間企業が開発した蓄電池付き太陽光発電所が2017年、道内で相次いで稼働を予定している。

■日が陰った時などに蓄電池から放電

太陽光発電パネルだけでなく、蓄電池も近年は単価下落が著しい。将来の市場拡大を見据えて、各社とも、先に蓄電池を併設した発電所の運営ノウハウを得ようと競い始めている。

北海道など規模の小さなエリアでは、発電量の変動の大きさを理由に太陽光発電の導入量は制限されてきた。蓄電池の有効利用が広がれば、太陽光発電普及の第2幕が開くかもしれない。

フージャースHDが建設している蓄電池付き太陽光発電所(北海道日高町、右下の建屋内に蓄電池が入っている)
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フージャースHDが建設している蓄電池付き太陽光発電所(北海道日高町、右下の建屋内に蓄電池が入っている)
北海道日高町。高速道路を下りてすぐの山あいに、マンションデベロッパーのフージャースホールディングスが建設する太陽光発電所がある。3月から運転を開始する予定だ。出力9000キロワットは北海道ではそれほど目立つ規模ではないが、最大の特徴は敷地の端に置かれた建物の中のリチウムイオン電池にある。

日が陰ると、太陽光発電所の発電量は急減する。電力会社は火力発電所に投入する燃料を増やして補うが、太陽光の規模が大きくなれば、需給バランスが乱れる原因になりかねない。

蓄電池を併設すると、発電量が急減したときは蓄電池から放電、急増したときは蓄電池に充電する。送電線に流れる電気の量の変動幅を小さくし、送電網全体の安定を保つ仕組みだ。

■太陽光バブルはじけ、最終赤字に転落する業者も

割安な土地が手に入りやすい北海道は全国よりも速いスピードで太陽光発電所の建設が進んだ。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が12年に始まると、12年度末に10万キロワットだった道内の太陽光の発電能力は13年度末に35万キロワット、14年度末には61万キロワットと倍々に増えた。

北海道電力の送電網の規模は東京電力ホールディングスの9分の1ほど。太陽光が増えすぎると送電網が不安定になるとして、北海道電は2000キロワットを超えるメガソーラーは、蓄電池の敷設などで出力変動を緩和する対策がなければ、新規案件を受け付けなくなった。

 

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