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石狩市に「再エネ100%」のデータセンター、自営線で供給

2019年3月31日

ゼロエミッション・データセンターの電力供給の流れ (出所:京セラコミュニケーションシステム) [画像のクリックで拡大表示]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS、京都市)は、北海道石狩市に再生可能エネルギー100%で運営するゼロエミッション・データセンターを建設する。3月26日、石狩市との間で同事業に関する連携協定を締結した。

 同データセンターは、自社で設置した太陽光発電設備(2MW)と風力発電設備(2MW)、および近隣の提携バイオマス発電所を自営線で結び、発電所から再エネ電力を直接供給する。AIを活用した需給制御技術により再エネ電力を安定的に供給する。

 地域の特性を生かして、夏場は冬に貯めた雪でサーバーを冷却する雪氷冷房を備える。4月に着工し、2021年中に稼働開始する予定。太陽光、風力、バイオマス発電と順次連系し、2022年に再エネ100%で稼働する計画。

 京セラは、太陽光パネル、蓄電池、燃料電池、LED、EMS(エネルギー管理システム)などの省エネ・蓄エネ・創エネに関する機器設計技術を持つ。また、KCCSは、太陽光発電所の建設・保守などのエンジニアリングに関するノウハウや再エネの予測制御AIの知見を持ち、再エネ関連事業では2024年に300億円の売上を目指すという。

 石狩市では、同市の工業団地である石狩湾新港地域内の一部エリアに、企業の電力需要に対して100%再エネでの供給を目指す「再エネ100%エリア」を設定。オフグリッドで事業活動が行える自営線を構築、再エネ電力と施設の電力需要をマッチングするためのAIや蓄電池などを活用し、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業にビジネスの場を提供する。

 石狩湾新港地域は、良好な風況であることから風力発電設備の設置や、広大な土地を活用した太陽光発電設備の設置が進んでいる。また、港湾区域では約100MW洋上風力発電所の運転計画が進められている。

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