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消費者?工務店?蓄電池メーカーはどっちに向き合うの

2017年5月6日

京セラやシャープなどが、小型の住宅用蓄電池を相次いで製品化した。京セラは充電容量3・2キロワット時の新製品を発売。同社従来品の4分の1に容量を絞り、サイズを小型化した。シャープは6・5キロワット時に容量を増やしながらも小型化した。蓄電池各社は大容量化を進めてきたが、価格の高さや設置場所が限られることなどから、需要を掘り起こしきれていない。小型化により設置可能な場所を広げるとともに価格を下げ、普及につなげる。

京セラが4月に発売した新製品は幅53センチ、奥行き30センチ、高さ65センチメートル、重さ54キログラム。充電容量3・2キロワット時の蓄電池としては業界最小という。集合住宅の玄関脇など狭い場所にも設置できる。

シャープが6月発売する新製品は幅52センチ、奥行き26センチ、高さ50センチメートル、重さ69キログラム。同社従来品よりも充電容量は35%増やし、逆にサイズを46%小型化した。クローゼットの空きスペースにも置ける。エリーパワー(東京都品川区、吉田博一社長、03・6431・9041)の2・5キロワット時の製品も20%小型化した。

Looop(ループ、東京都文京区、中村創一郎社長、03・5802・6210)は、4キロワット時として最も低価格な蓄電池を投入した。価格は消費税、工事費、通信費抜きで89万8000円。家庭の1日の消費電力は平均10キロワット時だが、太陽光発電との組み合わせで4キロワット時の容量でも大部分の電気を賄えると分析し、製品化した。

各社とも大容量化を進めてきた。だが、主流となった7キロ―10キロワット時は大型で重いため、戸建て住宅の屋外に設置場所が限られていた。コストも充電容量で決まるため、1台200万円超と高額で蓄電池普及の障壁だった。

蓄電池は節電や災害対策として需要があるものの、京セラやシャープなど大手でも年1万台前後の販売にとどまっている。

 

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