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気仙沼市で牧草ソーラーシェア、地権者が畜産に活用

2020年6月13日

千葉大学発のベンチャー企業である千葉エコ・エネルギー(千葉市)は5月25日、同社がコンサルティングを担当した、パートナーズ(宮城県気仙沼市)によるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)が竣工したと発表した。

パートナーズが自社運営で取り組む初めてのソーラーシェアリングになる。発電所名は「気仙沼猪の鼻発電所」。

太陽光パネルの出力は85.8kWで、連系出力が49.5kWの低圧連系案件。固定価格買取制度(FIT)の売電単価は32円/kWhとなる。太陽光パネルの影となる遮光率は37%、栽培作物は牧草(オーチャードグラス)で、地権者でもある営農者が肥育する牛の飼料として生産する。

福島県飯舘村にある牧草栽培ソーラーシェアリングを参考に、太陽光パネルを設置する各架台を独立させてアレイ(パネルの設置単位)間の離隔距離を6m以上確保し、採光性や作業性にも考慮した。万が一採光が不十分で収穫量が著しく少なかった場合にも、パネル間の間引きなどで改善できるよう工夫した。

太陽光パネルは中国ジンコソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)はイスラエル・ソーラーエッジ製を採用した。施工は、パートナーズが自社で行った。千葉エコは、営農計画策定を含む一時転用許可申請を進める際のアドバイザリーサポートや、専門家として発電設備の下における牧草栽培についての営農意見書を発行した。

パートナーズは、宮城県・岩手県エリアで産業用及び住宅用太陽光発電システムの設計・施工を手掛ける地域密着型の太陽光発電事業者。同社の自社運営太陽光発電所は、今回の「気仙沼猪の鼻発電所」を含めて10カ所、合計出力は約700kWになる。

 

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