2017年3月16日
[オムロン株式会社]
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:山田 義仁、以下オムロン)は、主に戸建住宅に向け、世界最小最軽量クラス(※1)と太陽光発電出力アップの両立を実現したハイブリッド蓄電システム KP55S(蓄電池容量:6.5kWh、パワコン容量:5.5kW)を2017年4月より発売開始します。
近年、国内のエネルギー関連市場は多様な変化を見せており、2012年夏に始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度(以下FIT法)をはじめとし、昨年4月よりスタートした電力小売全面自由化や本年4月より施行される改正FIT法など、エネルギー需要と供給のバランスを保ち、効率よく使用するためのニーズはますます広がりをみせるものと思われます。また昨今では、住宅用太陽光発電はグリッドパリティ(※3)に到達したといわれており、自らが使用する電力をより安価に自らで作る「自家消費」への移行が進むと思われ、エネルギー関連市場は今後も一定の市場が形成されるものと想定しています。
当社はこれまでもエネルギー関連市場に関わる社会ニーズにお応えするため、太陽光発電普及のための技術AICOT(R)やパワーコンディショナ、太陽光発電用ハイブリッドシステムなど、様々な技術や製品・サービスをご提案してまいりました。
この度発売する太陽光発電用ハイブリッドKP55Sシリーズの蓄電ユニットは、当社従来機種であるKP48Sシリーズの「世界最小最軽量クラス」蓄電ユニットと比較し、20%の小型化を実現しました。また、パワーコンディショナ(以下パワコン)の出力を4.8kW→5.5kWと約15%アップ。大容量化が進む住宅向け太陽光発電システムに対応し、発電をムダなく活用することが可能となります。
当社は今後成長が見込まれる蓄電市場に対し、蓄電システムの品揃えにより、停電などの安心・安全ニーズから余剰買取制度の買取期間(10年)終了後に想定される自家消費ニーズやVPP(※4)市場に向けたラインナップ強化を図りたいと考えています。
<主な特長>
1.世界最小最軽量クラスを進化、従来品体積比20%ダウンを実現
2015年夏に発売した太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム(以下、KP48Sシリーズ)のコンセプトを継承し、世界最小最軽量クラスを実現。蓄電池は従来機種と比較すると薄さ30%ダウン、体積比20%とさらにコンパクトになりました。また、施工方法は従来機種と同様、パワコン・DC/DCコンバータは壁掛け設置、蓄電池はクレーン搬入や基礎工事が不要なため、設置時の工数・工費の大幅削減が可能です
記事内容へ
2019.02.21
三菱電機は2019年1月29日、自社のAI(人工知能)技術「Maisart(マイサート)」を使い、スマートメーターで計測した住宅全体の電力使用量から、家電ごとの電力使用量を高精度で推定する「家電ごとの電気の使い方見える化…続きを読む
2019.02.20
シャープは2月18日、太陽光発電システムの発電量の確認や家電の操作などが音声対話でできるモバイル型ロボット「RoBoHoN lite HEMS(SR-05ME-Y)」を発表した。 同モデルは、同日付でアナウンスされた着座…続きを読む
2019.02.19
高収益事業は中国企業のもの? 昨年3月ソフトバンク・グループ孫正義会長がサウジアラビア・ムハンマド・ビン・サルマン皇太子と共同記者会見を行い、2億kWの太陽光発電設備をサウジアラビアに2030年までに建設する覚書締結を…続きを読む