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家庭向け「太陽光発電」保守点検で長寿命化へ 京都府が広報活動

2020年2月13日

業者向けに開かれた太陽光パネルの保守点検実地セミナー(1月16日、京都市上京区・府庁)

 京都府は太陽光発電施設の長寿命化に向け、点検業者向けのセミナーや、家庭向けに保守点検を促すパンフレットの作製を始めた。背景には、府が定めた太陽光の発電量が目標の半分程度にとどまり、小規模施設で保守点検を怠るケースが出ている現状がある。正しい保守点検の実施で発電量を維持し、台風などによる機器の飛散や発火被害の防止につなげる。

 太陽光パネルは電気事業法で規模に応じ年2~4回以上の定期的な点検が義務付けられているが、50キロワット以下の小規模施設では点検頻度などの定めが無く、国の調査では、事業者の14%が「全く点検をしていない」と回答した。家庭向けも点検は義務で4年に1回程度が望ましいとされるが、行われていないケースも多いという。
保守点検を怠ると、発電量が下がり寿命が短くなる。地域独自の再生可能エネルギー拡大を目指す府は、2020年度までに府内総電力需要の7%にあたる12億1千万キロワット時を太陽光で賄う目標を掲げているが、18年度実績で6億1900万キロワット時にとどまっている。電力の固定価格買い取り制度(FIT)の価格が引き下げられ、今後は大きな普及が見込めない中、既存のパネルの発電量を維持することが課題となっている。
1月中旬には、京都市上京区の府庁で保守点検のセミナーを初開催した。府内で太陽光パネルの設置や保守点検を行っている業者の26人が参加し、太陽光パネルメンテナンス大手のエネテク(愛知県)の担当者から最新の保守点検技術の実演を見学した。
3月末までには、家庭向けに保守点検の必要性を訴えるパンフレットや動画を作成する予定で、府エネルギー政策課は「発電量の確保と安全のため、適切に保守点検を行ってほしい」としている。

 

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