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太陽光 「サービス型マイクログリッド」、22億ドル市場に成長、太陽光のコスト低下が後押

2016年12月9日

米調査会社のMarketsandMarkets社は12月7日、「サービス型マイクログリッド」(Microgrid as a Service:MaaS)の2015年の市場規模が7億7490万ドルになり、年間成長率(CAGR)15.86%で2022年には22億4160万ドルに達するとの見通しを発表した。

同社が刊行したMaaSのグローバル市場に関する調査報告書によるもの。

MaaS市場が成長する要因として同社は、導入するユーザー側の運用コストや初期投資コストが低下したこと、MaaSへの需要が病院や大学、遠隔地域などで増加していること、マイクログリッド用インフラへの政府などによる投資の拡大などを挙げている。

さらに、過去2~3年の風力発電や太陽光発電のシステムの均等化発電原価(LCOE)が、MaaS市場の成長を後押ししているという(関連記事)。

マイクログリッドは、大規模な電力網に接続された形態か、系統に接続せず独立して運用する形態(オフグリッド)のいずれかとなる。系統接続型のマイクログリッドでは多様なエンドユーザーが存在し、代表的な事例には、大規模な学校のキャンパスや軍の基地などがある(関連記事1)(関連記事2)。2015年のMaaS市場では、系統接続型マイクログリッドのシェアが最も大きかった。

MaaSを構成する要素では、ソフトウエア(SaaS)の市場が2016年から2022年までの間に最も高いCAGRで成長すると同社は見込んでいる。その理由は、大学のキャンパス、産業用・商業施設、市や州といった地方自治体、電力事業者などのユーザーにおけるマイクログリッド導入が多く、分散電源の管理や天候や負荷の予測との統合がソフトウエアによって容易となるからだという。

MaaSが最も早く成長している市場は、アジア太平洋(APAC)地域という。背景には、同地域においては、高品質な製品や効率の改善、安全性の向上といったニーズが製造業や産業界で増加していることがある。具体的には、中国、日本、インド、韓国などの国でMaaSのシェアが拡大しているという。

これらのMaaS事業においては、各国の代表的な企業だけでなく、グローバルに事業を展開する多国籍企業による投資も多いという。

具体的には、スイスABB、独シーメンス、米ゼネラルエレクトリック(GE)、米ハネウェル、仏シュナイダー・エレクトリックなどの企業がAPAC地域での事業投資を活発化させ、MaaS市場の成長に寄与しているという。

またグローバル市場全体における主なMaaS企業としては、上記の5社に加えてアイルランド・イートン(Eaton)、米エクセロン(Exelon)、米NRGエナジー、米ソーラーシティ、米デューク・エナジー(Duke Energy)といった企業を挙げている。

 

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