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太陽光パネルの傷をその場で検出、誰でも簡単に

2017年4月28日

2017年4月1日からついに始まった「改正FIT法」。設備認定のプロセスや買い取り価格の決定方式が変わるなど、再生可能エネルギー事業に携わる方々にとって、大きな影響を与える法改正といえる。中でも太陽光発電事業には、発電所の安全対策や運用保守が義務化され、発電量の維持を行うことが求められている。
太陽光パネル傷探査装置「ソクラテスターPortable」 (クリックで拡大) 出典:電子工学センター
太陽光パネルの傷(クラック)を放置すると、傷が広がる可能性や、水分が入り込んでスネイトレイルと呼ぶ模様が表面に浮き出し、発電効率の低下を招く可能性があるからだ。傷によって電極パターンが断線すると、熱を持ったホットスポットが発生し、火災の原因になる場合もある。従来は発電を止めてパネルを取り外すか、設置したまま大電流を流し、パネルの発光現象を撮影していたという。

しかし傷の有無の判定は目視によるもので、専門の技術者を必要としていた。電子工学センターはこれらの課題を解決する、ハンディー型太陽光パネル傷探査装置「ソクラテスターPortable」のレンタル、出張探査を開始した。2016年2月から受注を開始していたが、顧客の「手軽に利用したい」という要望に応えたサービスとなる。

ソクラテスターPortableの操作方法は、太陽光パネルのガラス面に当てて、軽くスライドするだけである。パネル裏面の電極部に傷を検出すると、LEDとブザーで知らせてくれるため、専門の技術者に頼らず、誰でも傷探査を行うことができる。

アルカリ単3電池4本で10時間作動するため、照明のない作業場や夜間の屋外現場でも使用できる。電池込みの重さは720g、サイズは85.5×170×74mmのため、片手で持つことが可能だ。別売りの延長棒を使用すれば、大きなパネルや多量の探査作業も行える。

傷の検出方式は渦電流磁気誘導方式、装置のセンサー部に交流電流を流すことで太陽光パネルに渦電流が発生する。傷が発生している場合には、渦電流に乱れがあるため、その乱れをセンサーがリアルタイムで検知する仕組みだ。

 

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