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夜間に発電する太陽電池——赤外光の放出で発電

2020年3月8日

夜間に発電できる太陽電池を、カリフォルニア大学デービス校の研究チームが開発した。その発電量は通常の太陽電池の4分の1と及ばないが、それでも1平方メートル当たり50Wの電力を生成できるという。

開発された太陽電池は、普通の太陽電池が発電に利用するのと同じ物理現象を逆の方向に利用したものだ。発電の仕組みについて、研究チームのJeremy Munday教授は、「通常の太陽電池は太陽光を吸収することでデバイス上に起電力が発生し、電流が流れる。一方、この熱放射セルを使った太陽電池では、代わりに光を放出し、電流と電圧は反対方向に生じるが、それでも発電する。異なる材料を使うが、物理的には同じものだ」と、説明する。

周囲と比較して高温の物体は赤外光として熱を放射するが、この光を吸収することで通常の太陽電池は発電する。一方、この新しい太陽電池は自らよりも低温の対象、つまり太陽ではなく宇宙空間に向けることで、熱を赤外光として放出し、電力を生み出している。

この新しい太陽電池は、夜間だけでなく昼間も機能する。研究チームは、今回の研究成果は、昼と夜のパワーグリッドのバランスを均衡させる太陽電池の実現に道を開く可能性があるとしている。

 

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