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中国電力、隠岐「ハイブリッド蓄電池」の成果を公表

2019年5月11日

中国電力は、島根県の隠岐諸島に「ハイブリッド蓄電池システム」を設置し、2015年9月から2019年3月31日まで実証を行った。環境省の補助事業「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(離島の再生可能エネルギー導入促進のための蓄電池実証事業)」の採択を受けたもので、このほど環境省に事業報告書を提出した。今後も同システムを継続利用する。

島根県西ノ島町に同システムを設置し、天候などの影響を受ける再生可能エネルギーの出力変動対策や蓄電池の効率的な充放電管理・制御技法などに関する技術実証を行った。送電線が本土と連系していない離島では、電力ネットワーク規模が本土に比べて小さく、出力変動の影響が大きくなるため、再エネの更なる導入には出力変動対策が必要になるという。

特性の異なる2種類の蓄電池を組み合わせ、短周期の変動はリチウムイオン電池、長周期の変動はNAS電池が吸収する。リチウムイオン電池はGSユアサ製(出力2MW、容量700kWh)、NAS電池は日本ガイシ製(出力4.2MW、容量2万5200kWh)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用。システム全体の設計・建設は三菱電機が担当した。

実証の結果、蓄電池システムに連系する再エネ発電設備は3月末時点で約8MW導入されているが、短周期と長周期のそれぞれの変動に対する協調制御は良好であり、系統周波数が管理目標値内に収まっていることを確認した。

このほかにも、再エネの導入拡大により内燃力発電機で消費する燃料を低減でき、2018年度で約6100tのCO2排出量を削減した。さらに、同システムは先進的な取り組みであることから、視察による隠岐諸島への来訪者は延べ700人以上になり、地域の活性化にも貢献したという(関連記事:世界初の「ハイブリッド蓄電池」が隠岐に稼働、Liイオン+NAS電池で再エネ導入量を拡大)。

 

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