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中国の太陽光発電が世界の45%でトップに 農村も活性化

2017年7月3日

【過疎地域の農村部で太陽光発電が発達】
中国の太陽光発電の導入量が昨年1年間で77.42GW(ギガワット)となり、全世界の太陽光発電の45%と半分近くを占め、世界一となった。中国国家エネルギー局が発表した。太陽光発電が発達しているのは山東省、河南省、安徽省など9省の過疎地域の農村部で、取り残された老人らの小遣い稼ぎになっているという。

中国では微小粒子状物体(PM2.5)など大気汚染が深刻化している割には、太陽の恩恵を受けていることになる。ネット上では「中国の都市部では環境汚染が深刻だが、これからは農村部での電力供給で、エネルギー不足と環境汚染を解決できれば一挙両得だ」との書き込みがみられる。

中国は既に風力発電や水力発電でも世界一で、世界の3大再生可能エネルギーでともに世界一に躍り出た。このため、中国政府は今後も太陽光、水力、風力の3大再生可能エネルギーによる電力供給に力を入れていくことにしている。

特に、太陽光発電は過疎化して、土地が有り余っている農村部では極めて便利で、機械を設置するだけで、いくらでも生産が可能だ。

四川省重慶市郊外の巫溪県人民政府の曾治永・貧困脱出協力グループ副主任は「太陽光発電によって、老人1人で年間1000元(約1万6500円)稼ぐことができる。この地域の平均年収は1200元なので、収入としては極めて重要だ」と手放しの喜びようだ。

中国環境科学学会主任で、北京大学経済学部の曹和平教授は「太陽光発電は自然環境保護と汚染防止、および工業化にも貢献しており、国家と個人という双方の利益にも合致している。コスト的にも極めて低い額で機械を設置できるだけに、農村部における理想的な電力供給システムといえる」と指摘した。

中国の李克強首相は今年3月の記者会見で、PM2.5などの大気汚染問題について、「スモッグなどは確かに市民にとって悩みの種だ。わが国は発展のなかで確かに環境保護、特に大気汚染問題の試練に立たされている。私は政府活動報告で、再生可能エネルギーの活用などいくつかの措置を提示しており、これは必要なプロセスなのだということを率直に言っておきたい」として、再生可能エネルギー活用の重要を強調。李氏はさらに続けて「青空は将来ぜいたく品にならないし、してもいけない」と結論付けた。

これを受けて、中国政府は大気汚染の原因となっている石炭をエネルギー源としている火力発電所100カ所を閉鎖する予定だ。

 

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