2017年7月26日
京セラは人工知能(AI)が充電、放電を判断する住宅用蓄電池を7月下旬、発売する。家庭の電気の使われ方を学習し、太陽光発電と組み合わせてエネルギー費を抑える制御をAIがしてくれる。同社のAIに接続できるのは、コロナのヒートポンプ給湯器「エコキュート」に続いて2製品目。2020年に向けて本格化するエネルギー消費ゼロ住宅(ZEH)向けに提案する。
京セラは8月下旬、同社の家庭用エネルギー管理システム(HEMS)「ナビフィッツ」を無償更新し、AI機能を利用できるようにする。発売する蓄電池もHEMSに接続することで、AIが制御してくれる。
AIは電力使用の傾向、天気予想から太陽光パネルの発電量や売電量を予測し、エネルギーを無駄なく使うように蓄電池の運転計画を作る。稼働中も計測を続け、運転を修正しながら計画の精度を高める。すべて自動なので、住民は設定を変える手間を省ける。
発売する蓄電池の充電容量は6・5キロワット時で、家庭の1日分の電気を賄える。韓国LG製のリチウムイオン電池を搭載した。小型に設計し、屋内外とも設置できる。同社は住宅用蓄電池の大手で、17年度は1万台の販売を目指す。
19年になると太陽光パネルで作った電気の売電期間が終わる家庭が出てくるため、電気を売らずに自宅で使う「自家消費」への移行が始めるとみられる。
また、20年に新築のZEHを標準化する政府方針もあり、蓄電池の需要が生まれそうだ。ただし蓄電池は高額。京セラはAIで賢く使い、経済性を高めて蓄電池の販売を増やす。
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